発酵食文化の伝道者をめざして~185号 2023.01

発酵革命
新しい年を迎え、あらためて平和と健康を願う日々です。 当店すや亀の初代亀吉は明治35年しょうゆ屋として創業しました。二代目亀吉は同じ醸造でも時代や地域に合わせ、みそ屋として継承。そして私、三代目茂人は、みそをはじめ甘酒、みそ加工品、漬物等、発酵食で商品の展開を図ってまいりました。 今回のコロナ禍にあって、日本、中国、韓国を含む東南アジアでの新型コロナウィルス感染者数が欧米、インドと比べ極めて少ない理由は食生活、ことに発酵食の違いにあるのではないかと思われます。 欧米の発酵食はチーズやヨーグルト等の乳製品が中心。一方、東南アジアでは大豆・穀物・野菜を発酵させた食品を日常的に摂っています。同じ発酵食でも繊維質が多く「整腸作用による免疫力アップ」が実現。これが差として表れたのではないかと考えられるのです。 すや亀は麹菌を使う発酵食のみそや甘酒、乳酸菌発酵の漬物等の製造に携わる者として、自信と誇りを胸に今年も着実に歩んでまいります。新たな発酵食の製品開発にもご期待ください。 初代亀吉にちなみ「亀」をシンボライズ。堂々とのびやかに、亀の歩みのごとく確実に発展することを願ってデザインしました。亀を囲む太枠が格式と伝統を表現しています。

ページトップへ